
点数が下がる大きな要因は、
1.「もう普通にやれば良い点が取れる」と過信して、気のゆるみが出る。
2.親も、「ひとりで出来るでしょ」となって、サポートをやめてしまう。
3.勉強時間が前回より増えていない。
よく勘違いされているのが、同じことをすれば、同じ結果がでると思われている事です。
90点以上の場合、同じ事をしても90点以上取れる可能性があります。
普通、同じ事をしていては、確実に点数は下がります。そこで大きな差が出てきます。
以下の道山先生のお話を参考にしていただければと思います。
一度上がった成績が下がるのは、よくあることです。
だから不安になる必要は、全くありません。
ただここできちんと対策するかどうかで、もう一ランク上の成績を狙えるかどうか変わってきます。
【なぜ上がった成績が下がるのか?】
そもそもなぜ上がった成績がまた下がってしまうのかというと、気のゆるみが原因です。
最初のころは、
「よし!成績上げるぞ!」とやる気になっていて、無事に成績が上がった。
その結果、「もう普通にやれば良い点が取れる」と過信してしまうため、きちんと計画通りできなくなるのです。
これが気のゆるみというやつです。
ここでもう一度、成績を上げるステップを見直し、何が足りなかったかを考え対策することで、もう一度点数を上げることができます。
【やる気を引き出すサポートはできていたか?】
例えばお父さんお母さんの場合、最初のテストでは、きちんと子どもに目標とご褒美を決めさせ、サポートしていたとします。
しかし1度上がると、もうご褒美なしでも勉強できるでしょ?となってしまうことがあります。
その結果やる気が出なくなり成績が下がります。
また最初のテストでは、親がわからない問題を教えたり、単語カードを作る手伝いをしていたのに、
ある時から「一人でできるでしょ?」となって手伝いをやめてしまいます。
その結果子どもが疲れて、勉強が進まなくなるのです。
もしあなたが保護者という立場なら、もう一度動機づけとサポートができているかを確認してみましょう。
できていないところがあれば、そこを加えるようにしてみてください。
【前回と比べ時間が増えていたかをチェック】
基本的に親がきちんとサポートをすれば、成績が大きく下がることはありません。
もちろん勉強は人間がするものなので、多少の前後はあります。
点数で言うと、5教科の合計が30点前後、下がることはありえます。
ただきちんと動機づけとサポートをしていたのに30点以上下がっているなら、
おそらく勉強時間が、前回よりも増えていない可能性が高いです。
というのは、中学校の定期テストというのは、学年が上がるごとに難しくなっていきます。
また周りの子たちも、受験が近づくにつれて、勉強時間が増えてきます。
こちらもそれに合わせて、少しずつ勉強時間を増やさないと自分だけ成績が下がってしまうのです。
今の点数を維持したいなら、前回よりも勉強時間で5%アップ、前回よりも成績を上げたいなら、10%アップを目指すようにしましょう。
親がきちんとサポートして、勉強時間が増えていれば、波を打ちながらでも成績は上がるので、大丈夫です!